|
アルバム「VISITORS」は、1984年5月21日に発売された。
佐野元春がニューヨーク滞在中に作ったアルバムで、スタッフ、ミュージシャンともに現地調達。
アルバムには彼らとのレコーディング時に曲の内容を説明するときに使ったという英語の詞も紹介されていた。。
このアルバムをひっさげて帰国した佐野元春に、待ちわびていたファンも困惑を隠せなかったという。
 |
Producer=佐野元春
Co-Producer=Frank Doyle &
John "Takes"
Potoker
Engineer=John "Takes"
Potoker
Recording Date=1983.4-1984.3
Recorded at N.Y.C |
その頃の僕は、ようやくアルバム「SOMEDAY」を居眠りせずに最後まで聴き通すことができて、1つ下の女の子と佐野元春の話ができるようになったか、ならないかだった。
この女の子と話をするために、佐野元春のアルバムを貸レコード店から借りてカセットテープに録音したんだ。
その女の子との首尾の話は置いといて、佐野元春はやがてだいぶ僕の中で認知される。
翌1985年、高校を卒業した僕は、それなりの失意とともに、東京へ出てきた。
(この「出てきた」っていう表現とその頃のそういう気持ちがポイント)
ヘッドフォンステレオ「WALKMAN」が普及し始めた(あるいは僕らもそういうものを持ち始めた)頃だった。
受験で初めてのホテル暮らし(といっても2泊程度だったけれど)、そして、予備校に通いながら予備校の寮で暮らし始める。
田舎に居た頃にはなかった電車(それも私鉄)通学、地下鉄、首都高速、ラッシュアワー、人ごみ。
大げさではなく、それらは知識として知ってはいたものの、現実となるとちょっとしたカルチャーショックだった。
(その辺はこのサイト内のtk-loungeなんかにも残っているんだけれど。)
ある日、ほとんど迷子になりかけながら渋谷を歩いていると、歩道に柱が立っていて、モニタが埋め込まれていた。
そこで、流れていたのが「YOUNGBLOODS」(佐野元春)のPV。この年、国際青年年のテーマソングかなんかだったと思う。
明治神宮でHEARTLANDとともに演奏しているアレだ。
そして僕は、WALKMANにアルバム「VISITORS」とその後にYOUNGBLOODSを録音したカセットを入れた。
僕の東京での毎日はアルバム「VISITORS」と「YOUNGBLOODS」がBGMになってスタートした。
NEWYORKの佐野元春と、TOKYOの僕と、オーバーラップさせて…。
阪神タイガースで沸きあがった1985年。
VISITORSツアーには行けなかったけれど、あれから18年、
そして同じく18年ぶりの阪神タイガースの優勝の文字がちらつく今年2003年。
「佐野元春 & the Hobo King Band/The
Milk Jam Tour '03」は、
アルバム「VISITORS」が中心の選曲。
卓越したライブ演奏は、あの頃の「窓辺にもたれ、夢のひとつひとつを消していく」ような毎日を思い出させて、
でもそれは決して後悔ではなく、また違った気持ちで「SOMEDAY」を聴いている自分の発見でもある。
そして「VISITORS」は、ある意味、今の僕の出発点であり、今も尚、流れ続ける永遠のライフ・ミュージックかもしれない。
今回のツアーは、この頃横道にそれ始めていた僕を引き戻してくれる、ような気がした。
|
ツアー日程&SETLIST
5/30(金)
6/ 1(日)
6/ 5(木)
6/ 7(土)
6/ 8(日)
6/11(水)
6/15(日)
7/ 3(木)
7/ 5(土)
7/ 9(水)
7/11(金)
7/12(土)
7/16(水)
7/18(金)
7/20(日) |
神戸国際会館
泉の森ホール
神奈川県立県民ホール
愛知県厚生年金会館
愛知県厚生年金会館
ZEPP札幌
渋谷公会堂
福岡市民会館
新潟テルサ
大曲市民会館
宮城県民会館
SHIBUYA-AX
なんばHatch
大阪フェスティバルホール
渋谷公会堂(追加公演) |
「どの日かは特定しないが、
大阪、東京、名古屋と複数公演のある各1回づつ、
アルバム「VISITORS」全曲を
丸ごとセットリストに加える」
というのも楽しみの一つ。 |
|